断捨離しようと思う。でも「メルカリ」か「ブックオフ」か「自分で捨てる」かで悩んでいます。
メルカリだと多少高く売れるし...ブックオフならまとめて買取してくれる...。自分で捨てるのは忍びない。
だれかメルカリかブックオフか自分で捨てるか問題の最適解を教えてください。
このようなお悩みを解決します。
この記事を書いている僕は、ゆるミニマリストでして、わりと所有物が少ない生活を3~4年ほど続けています。現在は会社まで徒歩1分の賃貸に住んでいます。
今回は、「メルカリかブックオフか自分で捨てるか問題」を解決していきます。
これ悩みますよね。
僕も通ってきました。
さっそく結論を書きますね。
個人的には、「自分で捨てる」がオススメです。一番時間をムダにせず、イッキに次のステージへ行けるから。
とはいえ、時間があってお小遣い稼ぎがしたいならメルカリ、モノが多すぎてムリならブックオフ、時間があり共有する喜びがほしいならジモティー、みたいな感じの使い方もアリ。
それではさっそく本編で深堀していきますね。
あなたのミニマリストライフの参考になれば幸いです。
よろしくお願いします。
目次
結論:「自分で捨てる」が限り有る時間をムダにしないで済む
「メルカリかブックオフか自分で捨てるか問題」の結論としては、
個人的には、「自分で捨てる」がオススメです。一番時間をムダにせず、イッキに次のステージへ行けるから。
となります。
詳しく説明していきますね。
「自分で捨てる」のがおすすめできる理由
では、なぜ、「自分で捨てる」のがおすすめなのでしょうか。
それは下記のとおり。
- 短時間で終わるから(一番、時間がかからない方法だから)
- すぐに”余白”が生まれるため、次の行動をとりやすいから
- 決断疲れを解消できるから
などです。
短時間で終わるから(一番、時間がかからない方法だから)
まず、「自分で捨てる」の最大のメリットは「短時間で終わる」つまり「一番時間がかからない」という点です。
例えば、あしたが燃えるゴミの日だとします。
そうしたら、ゴミ袋に、服や書籍、その他容器などをぶちこんで、あしたの朝にポイッとゴミ捨て場に出せば、それですべては解決します。
もしくは、今日が燃えるゴミの日回収日であれば、いますぐゴミ袋に全部入れて、いますぐゴミ出しをおこなえば、きっと数時間後には、きれいサッパリ回収されているでしょう。
もし、これが「メルカリの場合」だったらどうでしょうか?
こんな感じで、まずステップ数が非常に多いです。
しかも、これはあくまで「なにも問題がなく進んだ場合」という状態です。
モノやヒトによっては、「全然売れないから値下げする」とか「購買意欲を高める文章にする」とか「写真を鮮明な画像に入れ替える」とかそのような手間も発生します。
だから、一日で終わらない可能性もぜんぜんありますし、というよりも「2~3週間かかってようやく売れた...」なんて場合がほとんどでしょう。
とにもかくにも「時間がかかるのがメルカリ」です。
もちろん、ハイブランドの服やバッグ、有名ブランドのガジェットや家電とかであれば、いわゆる「リセールバリューが高い」ので売れやすいです。そういうときはメルカリはいいかもしれません。
とはいえ、いずれにせよ、価格交渉や「それはホンモノ?」などのやりとりが発生するため、結果的に時間がかかってしまうんですね。
ついつい僕たちは「モノを捨てるのはもったいない」「せっかく買ったのに一度しか着ていなくてもったいない」と考えてしまって、捨てることに躊躇してしまいます。
しかし、同時に、「時間を失っている」のです。
「捨てるのもったいないなぁ...」と思ってウロウロしている間にも、時間は過ぎていきます。
もし、「捨てるものが中古販売で2,000円で売れる(かもしれない)」として、だけど「捨てるのもったいない...」と朝3時間、悩んでいたとします。
あなたの時給が1,000円だとすれば、悩んでいた朝の3時間で働けば、3,000円が得られたはずです。
「中古で2,000円売れる(かもしれない)」という概念があるせいで、お金も時間も失っているのです。
そして、いざ決意して出品しても「1,500円で購入希望です^^」とコメントがくれば、1,500円に値下げしてしまうでしょう。
そこから発送をして発送手数料、メルカリ手数料が引かれて、数日後に、結果的に「約700円」が手に入ります。(※計算は適当)
どうでしょうか?
「1分でモノを捨てて、3時間働けば、3,000円が手に入る」方が、とてもお得だと感じるでしょう。
じつは、「メルカリで売るコスト」というのは、とても高いのですね。
単純に「お金だけ」を見れば、メルカリで売る方が臨時お小遣いが手に入りますので、大事な商いですよね。僕もそう思います。
でも、「そのお金を得るために費やした時間、お金、思考、資材=コスト」など考えると、ちょっと割に合わない場合が多いはずです。
※せどりや副業でうまくやってる人は除きます
ということで話を戻すと、「自分で捨てる」というのは、短時間で決着がつくのでおすすめです。
すぐに”余白”が生まれるため、次の行動をとりやすいから
続いては、「すぐに”余白”が生まれるため、次の行動をとりやすいから」です。
モノを捨てずに保管しておくと、「それを保管する場所、時間、思考力」が、ずーっと日々続きます。
- この前掃除したけど、また埃かぶってきたかも...
- そろそろ売りにいこうかな
- 新しい机を買いたいけど、置き場所がない
- その前にこの不用品を手放さないといけないよなぁ...
こんな感じで、「そのモノが無くならない=現状維持=次の行動がとれない」という悪循環に陥ります。
日々仕事をしていると、あっという間に1~2週間が経過しますよね。
そのあいだに、「保管しているモノの掃除、場所の掃除ができない」ので、埃やハウスダスト、ダニなどが溜まっていきます。
そうして時間が経過すると、人間は「あ!Amazonでセールやってる!デカい机が安い!ほしい!」と、”次の行動”をとろうとします。
しかし、そこで机を買うと、どうなるか?
- 置き場所がない
- いまある机を手放さないといけない
- 「モノ置き場所」には、モノが溜まっている
- モノ置き場所の掃除をしないといけない
- でも今日は疲れている
- 明日も仕事がハードだ
- 次の休日はゆっくりしたい
こんな感じで、「余裕がない生活」になります。
そんなこんなで生活していると、あっという間に夏が終わり、秋がきて、「ああ、今年も年末がくるねー」なんて言いながら、年末に大掃除をするわけです。
つまり「行動が固定化されるし、副業などもできず、不用品はずっと残ったまま」という残酷な展開になるのです。
では、どうするのか?
そう、「いますぐ自分で捨てること」です。
先ほど書いたとおり、いますぐ自分で捨てれば、いっきに問題が解決します。
つまり、「不用品が無くなり、部屋がスッキリ。気持ちもスッキリ。潜在意識もスッキリ。掃除する手間も減った。」という感じで、「余白が生まれる」のです。
この「余白」がとても重要です。
余白があると、どうなるのか?それは下記のとおり。
- 朝、ゆっくり過ごして出社できる
- コーヒーを飲みながら窓を見てボーッとすごせる
- 読書ができる
- 自分のペースで鳥の声を聴きながら散歩ができる
- 深呼吸をして気持ちを整えることができる
- 焦らずに物事を進められる
- やりたいことをノートに書き出せる
- 目標を振り返ったり、再設定をおこなえる
などなどです。
余白があることで、日々の生活に余裕が生まれます。
その余裕があるから、「次の行動」がとりやすいのです。
たまに、「アレもやらなきゃ。コレもやらなきゃ。明日はアレがあるから、この後、急がなきゃ...。」みたいな感じで、せわしなくタスク処理をしている人がいます。
それはそれで充実や没頭を得られるので悪くはないのですが、確実に「副業をする時間」とか「自分で向き合う時間」がとれません。
だから、一向に行動が変わらず、時間だけが過ぎて、いつの間にか3年くらい経過しています。
しかし、「余白を生み出せる人」というのは、今日この瞬間から、例えば、ウォーキングへ行きダイエットを継続できたり、ブログを書いてコンテンツを積み上げたり、ゆっくりコーヒーを飲みながらマインドフルネスをおこなえたり、などの、”未来を変える行動”がとれるのです。
話を戻しますが、「自分で捨てる」というのは、こういう先のことまで含まれているのです。
この「余白」というのは、「なんか綺麗ごとっぽいよなぁ」と軽視しそうになりますよね。
でも、これを「余白=あそび」と言い換えると、どうででしょうか?
「あそび」というのは、自転車やバイク、自動車のブレーキを使うとき、多少ゆとりを持たせるように調整されている概念のことですね。(例:ブレーキにあそびがある)
つまり「ゆとりがある」という意味合い。
この「あそび」があるから、乗り物を乗るときに、ブレーキでゆっくりスピードを落として、坂道をくだったり、赤信号のときはゆ~っくり進んで止まることができます。
もし、この「あそび」が無ければ、60kmの道路でブレーキで止まるときに「ブレーキ!キキィーー!ドガーン!」と、ハンドルやフロントガラスに顔面から突っ込んでしまうことでしょう。
後ろに続いている車も、「わあ!いきなり止まるんかい!むり!おれ止まれません!キキィーーーー!ドガーン」と、追突事故になってしまうでしょう。
人生も同じで、あそびがないと、「朝起きたら、すぐに着替えて、すぐに出社して、すぐに働いて、家帰ってすぐに風呂入って、すぐ食べて、すぐ寝る!」みたいな、「余白のないAIロボットのような生活」になってしまい、病んでしまうでしょう。
つまり、「あそびがある=ゆとりがある=余白がある」というのは、とても大事なことなんです。
ということで、「自分で捨てる」とす余白が生まれるため、最高の日々を送れますし、次の行動へとフットワーク軽く実行できるでしょう。
決断疲れを解消できるから
最後は、「決断疲れを解消できるから」です。
「決断疲れってなんぞ?」って方のためにカンタンに説明すると、下記のとおり。
僕たち人間は、朝起きてから寝るまでの間に、何百~何千回も「決断」をしています。
(例)
- 起床時:まず歯磨きをするか?トイレ行くか?窓をあける?水を飲む?
- 朝:なにを食べる?牛乳それとも水を飲む?仕事には何を着ていく?スーツ?髪型はどうする?
- 昼:眠くなってきたな。寝ようかな?コーヒーを飲む?どこの営業先に行く?乗り物は?
- 夜:晩御飯何を食べようか?コンビニ?松屋?イオン?
こんな感じですね。
上記は、いわゆる「一般的な社会人生活(仮)」っぽい感じで書きましたが、ここに「モノを捨てるか捨てないか」の決断も入ってきます。
- 捨てる?捨てない?
- いやいやもったいないよなぁ...
- じゃあメルカリにするか?いつ写真撮影する?いくらにする?相場は?
- めんどうだなぁ
- ジモティーに出してみるか!でも相手はいつ来てくれるのかな?
- それならばブックオフに出してみるか
- でもブックオフへの往復時間と査定時間を考えたら、1~2時間とられるよなぁ
- 自分で出すか!いやいやでもコレは”一度しか着てない”からまだ売れるはず...
- まぁ今日は仕事がハードだし、この話は忘れよう!そうしよう!甘いスイーツでも食べよう!
こんな感じで、仕事をしているとき、部屋にいるとき、電車移動しているとき、休憩時間のときなどに、「決断」がずっとついてまわります。
そうすると脳みそ(ワーキングメモリ)の容量がだんだんと消費されていって、「決断疲れ」に陥ります。
決断疲れを起こすと、イライラしたり、フラストレーションが溜まるので、それでドカ食いをしてしまったり、他にも「重たい契約の話」などにも、すぐにハンコを押してしまったりなど誤った選択をしてしまいます。
だから夜に「ローンを組むか?」などの”重要なお金の話”をしたり、決断するのは、あまり賢明ではないのです。
朝の時間帯であれば、睡眠によって脳みそがクリアになっているため、「よりよい判断」がしやすいです。
ということで話が長くなり申し訳ないのですが、つまりは、「決断」はなるべく減らした方がいいのです。
その「決断を減らす方法」として、効果的なのが、「自分で捨てる」ということ。
極端ですが、「今日ゴミ出しの日だ⇒自分で捨てる⇒脳内と場所にスペースがあく⇒決断回数が減る⇒次の行動がとれる」ということです。
これをメルカリやブックオフの場合だと、完了するまでに時間がかかってしまうんですね。
自分で捨てれば、最短で当日(もしくは翌日や数日後)から「もうアレコレ悩まない」で済みます。
だから、いますぐ自分で捨てるのがおすすめなのです。
「メルカリ」「ブックオフ」「自分で捨てる」のコスト(お金、時間、思考力など)をざっくり算出してみた
「メルカリ」「ブックオフ」「自分で捨てる」のコスト(お金、時間、思考力など)をざっくり算出してみた、ということで、ざっくり書いていきます。
あくまで「ざっくり=大まかな計算」なので悪しからず。
あと「人によって環境が違う」のでそれもテキトウなので悪しからず。
※例えば、徒歩1分でブックオフ、徒歩3分でコンビニがあるなど。
よろしくお願いします。
メルカリでモノを手放すコスト
これはさっき書いたやつをコピペします。
(仮設定)
- 売れた商品の価格:2,000円
- 手数料などを引いた実利益:1,200円
- 売れるまでに費やした時間:3日間(24時間×3=72時間)
- =72時間かけて1,200円を手に入れた
- =時給16円
3日間、場所を確保しつつ、やりとりに注意して、こまかい配慮をした上で、この時給。と考えると、ちょっと悲しいですね。
ブックオフでモノを手放すコスト
(仮設定)
- 売れた商品の価格:300円
- 手数料などを引いた実利益:300円
- 売れるまでに費やした時間:1時間30分(1.5時間)
- =1時間30分かけて300円を手に入れた
- =時給200円
メルカリよりも時短で、その日にお金も手に入るし、手放しもできるので、いいかもしれません。
ただし、「車」という環境が必要ですし、車にはガソリン代がかかりますので、そう考えると、「ただ車で移動してきただけ」とも捉えることができますね。
自分でモノを手放すコスト
(仮設定)
- 売れた商品の価格:0円
- 手数料などを引いた実利益:0円
- 売れるまでに費やした時間:0分
- =0分かけて0円手に入れた
- =時給0円
ちょっと型にハメた入力なので、かたっ苦しいですが、つまりは「コストは0」となります。
仮に、もし、「あなたの時給が1,000円」だとすれば、ゴミ捨てにかかるコストは0のため、1時間働けば、1,000円を稼げます。
先ほどのメルカリやブックオフにかけた時間コストで換算してみましょう。
あくまで単純計算なので、悪しからず。(睡眠時間や食事時間などは抜いています。)
しかし、どうでしょうか。
不思議なもので、メルカリやブックオフを使っていない方が、「時間もお金も稼げる」というのが伝わったと思います。
一応、何度も書きますが、「ハイブランドとか、有名家電などはメルカリ出してもOK」だと思っています。
やはり市場価値が高い商品は、すぐに買い手が見つかるでしょうし、売却金額も高いですからね。
ただ、自分自身が買った無名の中華製品とかだと、「そもそも購入した時点で2,000円でした。だから売るときは1,500円にしました。」みたいになって、結果的に、「中華製品を買いたい人が少ない=売れない=時間がかかる」となり、時間も場所も手間も浪費されていきます。
なので、基本的には、そういう”有名ブランド以外”は、自分で捨てるのが一番、お得です。