今回、『人生がときめく片づけの魔法』著者:近藤麻理恵 を読みました。
結論としては、
・片づけに関するマインドセット(思考)を学べる
・意外と「無意識」についても触れられていておもしろい
・具体的な「なんとなくな小物類」の対処法を学べる
上記のとおり。
簡単に感想を記す。
目次
片づけに関するマインドセット(思考)を学べる
本書は、「片づけに関するマインドセット」が学べる。
ここで大事なのには、意識が一瞬で変わるくらいのショックを実感するために、変化は短期間で起こさなければならないということです。少しずつ長い期間をかけて、では効果がありません。
片付けのコツは「一気に、短期に、完璧に」。そして、「まずは『捨てる』を終わらせる」。これが私の結論です。
「スッキリ暮らしたい」「とにかく片づけられるようになりたい」ではまだ甘い。もっと深く深く、考える必要があります。
自分が「片づいた部屋で生活している様子」がありありとイメージできるくらい、具体的に考えることです。
こんな感じで、単純なお片づけ本ではなく、本当に「人生がときめく」つまり「人生を変える」にフォーカスした片づけマインドセット本だと感じた。
自分自身も、わりと、”ゆるミニマリスト”として長年生活している。
YouTubeで数々のミニマリスト先駆者たちが実践して、情報発信をしてくれているおかげで、自分自身もマネをしたり、もちろん読書をして知識やマインドセットを吸収してきた。
やはり、近藤麻理恵さん(こんまりさん)の仰るとおりで、「まずは”捨てる”を終わらせる」は非常に重要な行動だと思う。
「捨てるが終わらない状態」というのは、つまり「タスクがずっと脳内に残っている」という状態。
この記事を読んでいるあなたも、スマホもしくはパソコン、タブレットで読んでいると思うが、「アプリケーションがずっと起動して裏で動いている状態」というのは、どうなるかご存じだろう。
そう、スマホやパソコンの動作が重くなるのだ。
だから多くの人は、アプリを一度スワイプ(下から上にシュッシュッ)して、なるべくスマホの動作を軽くしている。
片づけも、それと同様だ。
「捨てるが終わらない状態=捨てるか残すかを決断し続けている状態」である。つまり決断疲れである。
そういうことで、こんまりさんの仰るとおりで、”捨てる”を終わらせよう。
具体的な「なんとなくな小物類」の対処法を学べる
本書では、ただの片づけノウハウ本ではなく、「具体的な思考」「具体的な対処法」を学べる。
用途不明のコード類。
おそらく今あなたが見て「何のコードだろう」と思うようなモノ、それは一生使うことがありません。謎のコードは永遠に謎のままです。
(中略)自分がきっちり把握できるコードだけ残して、謎のコード類は捨ててしまいましょう。
洋服の予備ボタン。
使うことはありません。
電化製品の外箱。
「売るときに箱があったほうが高く売れるから」という考えは、はっきりいって損です。箱をとっておいてある大事なスペースをたんなる物置で使ってしまうほうが、家賃として考えれば高くつきます。
他にもまだまだ「あー、家にあるわそれ」と思うような内容の小物類についても言及してくれています。
こんな感じで具体的です。
僕自身も、用途不明のコード類は本当に盛らずに余裕で30本は超えている思います。もちろんこれまでで捨ててきました。(自治体の資源回収ボックスに入れています。)
そして、「電化製品の外箱」も、これわかるわ。
めっちゃわかる。
以前、僕自身、ブログで「スマホの外箱」についてブログ記事を書きました。
>>ミニマリストはスマホの外箱を手放すか悩みますよね。僕は手放しました。【片付け問題を解決する】
これは本当に、「その状況による」という部分もあります。
例えば、「よしiPhone 16 Pro買った!来年はiPhone 17 Proが出るハズ。だから外箱をとっておこう!スマホも大事にガラスフィルムやカバーを装着しよう!」という場合であれば、外箱は保管しておいても、いいと思います。
なぜならば、「リセールバリューが高いから」です。
これもある種の資本主義社会の立ち回りでもあります。
しかし、
しかし、、
しかし、、、
少しだけ視野を広げてみると、「まぁiPhoneの箱が無くても、正直、iPhone 16 Pro本体は高く売れる」のです。
つまり、箱があったとしても、3,000円前後(もしくは5,000円?)だったりするわけです。(売る場所や時期にもよるだろう。)
それが1年後の話になる。
「1年後に、3,000円が貰えるかもしれない外箱」を、ずっと保管するのが、苦じゃない人は、保管しておこう。
逆に、「ずっとそれを意識して生活するのがしんどい。」という方は、ある意味、箱を捨てるだけで、3,000円以上の価値のある「いま」を生きれることになる。
話が飛躍するので戻すが、こんまりさんの思考はすごく良いなと思う。
「家電製品の外箱があれば高く売れるかも?」という、不確実の未来を期待して日々を生きるのか。もしくは、さっさと手放して、”思考をクリア”にして、二度とない、今日という限り有る時間を充足させて生きるのか。
あなたはどっち?
意外と「無意識」についても触れられていておもしろい
本書は意外と「無意識」についても触れられていて、おもしろいと思った。
クリアケースに貼りっぱなしのシール・消臭剤のパッケージ・収納に使っている段ボール箱...。
一見すると何の変哲もない整った収納に見えますが、そこには「たっぷり収納力」だの「瞬間!消臭」だの「伊予かん」だの、どこに視線を移しても文字・文字・文字のオンパレード。
じつはこれが、「あと一歩」の正体です。収納を開いたときに見える「情報の多さ」が、部屋の中にざわざわ感をつくりだしているのです。
とくに日本語が多い場合、扉を開くたびに視野に飛び込んでくる文字は無意識のうちに情報として処理され、頭の中にざわざわと響きます。
しかし結局、捨てられない原因を突き詰めていくと、じつは二つしかありません。それは「過去に対する執着」と「未来に対する不安」。この二つだけです。
(中略)今持っているモノたちに対し、私たちの選べる道は三つあります。
今向き合うか、いつか向き合うか、死ぬまで向き合わないか。
どの道を選ぶか私たちの自由です。といいつつ、私が絶対におすすめしたいのは、「今、向き合うこと」。
こんな感じで、すごく具体的な話が書かれている。
正直これは参考になった。
最近の僕は、いろいろ試す時期に突入しているので、それこそ「パッケージが多い状態」だったりする。※本記事を執筆している1週間前から断捨離しまくっているのでだいぶ整ってきた。
「パッケージが多い状態」は、正直、気にしない人は気にしないと思う。
とはいえ、やはり、僕の部屋はわりとシンプルな感じなのに、そこに「ドーン!色とりどりのパッケージ製品がいろいろ置いてある!」となっていると、やはり、目立つのである。
そして時間が経過するにつれて、埃などをかぶるようになり、周りがザラザラするのである。
端的にいえば、不衛生であり、そして「それは”使っていない”のでは?」となる。
だから最近はまた断捨離にハマって、モノたちを手放している。
話を戻すが、やはり、「無意識」というのは、非常に重要な概念であると思う。
「僕やあなたの日々の意思決定は、ほぼ95%が無意識が下している。自分の意識で選択していると思っているが、じつは、ほぼすべては無意識の領域で動かれている」
このことを、本記事を読んでいるあなたもきっと人生で50回は聞いたことあるだろう。
それくらい、無意識というのは、すごいシステムもあり、厄介な部分でもある。
やはり、この「無意識」が、「ああ!この部屋すてき!」となる状態の部屋を構築することは、非常に重要であると本書を読み、再認識させられた。
ということで、以上です。
こんまりだいすき!
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